月曜、日付は奇数だった。今、ダーリンの目下の目標は「車の免許取得」だ。いや、いまさらこの年齢(って、いくつかは内緒だけどいいオトナです)でまさか普通免許も持っていなかったってワケではないです。お恥ずかしいオハナシですが、要するに、アレだ。免許取り消されてるんです、去年…。ダサー!!
んで、飛び入りと言われる免許試験センターでの仮免許にトライしに行くわけです。
先週、ダーリンは車の免許に先駆けてとりあえず原付の免許をとりに行きました。これは適正・学科試験だけでとれるものらしく、その日の午後には彼から「サクラサク。○○時から交付」ってメールが来ました。原付なんかバカでもとれる、ってダーリンが豪語していたのを思い出してたいして喜んであげることもなく「オメ」とだけメールを返しました。
そしたらあとで、「なんなの?!ojouってそっけないにもほどがあるわ!なにサ、オメ、って。オレはな!けっこう嬉しかったんだって!なのに、なんなの?オメ、って!?」とたいそうスネられたので今回は大げさに喜んであげようと心の準備をしていました。コドモを持った気分です。
しかし、車の免許(仮免)は難しいと言われるだけあっていきなり一発合格なんてことはまずないらしいです。ましてや、免許取り消し経歴のある者をスグに合格させてくれるわけはありません。どうやら、何回かは必ず落とされるらしいです。
とりあえず、午前中に「学科試験パス!午後から実技」とメールがきたときは「おめでとう。がんばってね」と前回の反省をふまえて返信しておきました。
ちなみにこの日、私は朝8時にダーリンを起こし、車で免許試験センターまで送ってあげ、返ってきたら腹ごしらえしておうちのフローリングのワックスがけというハードなスケジュールをこなしていました。コドモがいるご家庭の気分です。
2時か3時ごろ、「実技落ちた。迎えにきて~」とメールが来た。
迎えに行って彼を車に乗せ、「おなか空いたでしょ?どっか寄っていく?」といいかんじのボールを投げてあげた。おそらく朝ご飯も食べずに遅刻ギリギリで出かけた彼は、とりあえずコトが終わって安心しておなか空いてるだろうと思ったからだ。(お母さんみたいな気遣いだ)
案の定、「うん!えーとー、この近くにサイゼリアあったからソコでいい」と言われたのでその通りにした。
二人でファミレスなんて、ほっとんど行かない。理由はシンプルだ。私が安い店が嫌いだから。年に1回も行けばいいほうだ。ダーリンはB級グルメや安い中華料理とかもそんなにキライではない方だから、たぶん一人の時に楽しんでいるのだろう。
一仕事終えた気分のダーリンは、おきまりの「ハンバーグ」を前に機嫌良く饒舌に、試験を受けに来ているやつの半分は学科で落とされていたこと、そんな中オレって勉強もしていってなかったのによく受かったなと思ったこと、7人ほどのグループで実車試験を受けたがたぶん全員落とされたのが顔でわかったこと、試験官が助手席でどんどんペケ印を書き込む音がやたらドキドキしたこと、…etc.話してくれた。
ハンバーグの上にのっかってる目玉焼きになかなか手をつけない様子なので、イジワルで「それ、いらないの?」と言うのと同時にフォークで突き刺すフリをしてみた。寸止めで。
「!!」って目をまん丸に開いて、キレるでもなくびっくりしているだけでもなく、とっさに言葉も出ずに目玉焼きを防御するダーリンを見ておもしろがった。その直後、お皿の中で自分に一番近い場所へ目玉焼きを移動させ、なおかつ左手でお皿を包み込むように私の視線を牽制するダーリンがまるでちゃき(実家のアホでおちゃめな犬)みたいでおもしろかった。
私が目玉焼きをどうやらとるつもりはないと確認した後、やっとリラックスしたようで「あ、そうだ♪イイモン、見せてあげよっか」と自分のリュックをごそごそしだす。
くれるんじゃなくて、見せるだけかよ……とあまり興味もなく見守っていた。
ごそごそ。なかなかお目当てのブツが出てこないらしい。
ごそごそごそ。しまいに中に入れていたポートフォリオとかを出し始める。
ごそごそ、ごそごそ。そんなにバッグのなかが散らかっている風でもなさそうなのに、なかなか見つからないらしい。
私(イライラする):「気を持たせないで、早く出してよ!」
ダ(無邪気に):「あっ!あったぁ~~」
大事そうにバッグから取り出したもの。それは・・・・・
シール。
そう、ぺろっと台紙からはがして好きなところへぺたっと貼るあのシール。
台紙にいくつかの絵柄とカタチのシールがあるB5くらいのやつ。
ダ:「いっこだけなら、あげよっか?どれ欲しい?」
私:「ん?いいよ、ダーリンの大事なシールだから(本音は“そんなもん、絶対いらんわい”と心の中で言いつつ)」
もう、ワケわからん。なんでシールがそんなに大好きなんだよ。とりあえず、ダーリンはシールをもらったりするといてもたってもいられないくらい家の中の何かに貼りたがる。
絵柄は問題ではないらしい。もちろん私はそんなコドモがいるような部屋にしたくはないから制止する。でも、知らないうちに、たとえば私がお風呂に入っているうちに貼ってしまっている。
このあいだなんか、しぶいデザインの茶筒のてっぺんに丸形のシール貼ってたし、今までで一番ダーリンが気に入ったJAFのでっかいぷくぷくシール(厚みのあるやつ)は扇風機のどまんなかに貼ってた…orz。
今回のシールは某映画のノベルティなのだが、これをもらうまでの映画館支配人とのしょーもないやりとりまで聞かされた。
もうアンタのシール好きはどーでもいいよ。いつか賃貸ではなく自分の城を建てる日がくれば、好きなだけシールを貼りまくれる壁っていうのを作りたまえ。ソレがアンタの書斎だとかパーソナルスペースなら一切私はかまわないから。
あぁ、そういえば、思い出した。まだ結婚前、つきあっている時、某サーフブランドのちょっと小さめのステッカーを手に入れたとき、ヤツはなんと自分のではなく私のでもなくうちのパパのスポーツカーの窓に貼りやがった。うれしがりのパパとは意気投合しているため、うちのパパもパパで「おっ!かっこいいじゃんか」とか言ってたっけ…。
こーゆーの、遺伝とは言わないよね。なんていうんだ?私の周りの男って、チームコドモばっかりだ。
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