« 2008年7月 | トップページ | 2008年9月 »

2008年8月の2件の記事

貨幣価値がおかしい

7日にアップした、アワビ旅行記(って勝手に名付けてる)の続きです。
どんだけ間があいていると思ってるんだ?!…と思われるでしょうが、なんだか腰が痛くなっちゃって。こんなの初めてで、イスに長時間座るのがおっくうになっちゃたんです。腰痛持ちのヒトの辛さが初めてわかった気がしました。あっ、こういう時は自力整体の下半身編がけっこう助かりますよ。amazonで「自力整体」って検索してみてね、オススメしておきます。

さーて、貨幣価値の話でしたね。というわけで、この度泊まったお宿をチェックアウトする辺りから再開しますよ。

食い過ぎで動けないまま、朝を迎える。あたしもダーリンも浴衣がはだけまくってるのにセクシーに見えないのはなぜ?きっと、寝てる間も無意識に「腹は冷やすまい」という気持ちが働いてなぜかお腹周りはガードしてる『現実味』ね、うん。

朝ご飯は部屋食ではなく、別フロアの個室。昨日、武内陶子に「朝は8時半にお願いします」とゆっくりめにお願いしておいてヨカッタ!貸し切り状態の朝ブロにゆっくり浸かり、冷房でちょっとダルくなっちゃった体をリフレッシュ&脳や胃腸を起こしてやる。露天風呂からの港の眺めがこれまたキモチイイ。ひょっとしたら海上の船から裸が見えるかもだけど、まぁ、地元の人も慣れっこだろうし、オイラそこまで恥ずかしがり屋さんじゃないから気にしな~い&見るなら見ろやぁぁぁと開放的な心境。どうやら他の宿泊客はもっと早めの朝食で、一日をめいっぱい使おうという計画のようだ。オイラ達はそんなガムシャラな旅はしない主義さっ。

昨日の夕食に出てた伊勢エビの殻が半身にされて、みそ汁の出汁になってる。嬉しかったけど、漁師料理って基本的には大雑把じゃん?だから大して「あ~、お出汁がよく効いてますこと」っていうことにはなってなかった(笑)いや、もう、「気分」で十分おいしいんで。いいんですよ、これで。朝ご飯は「豪華さ」が前面に出たくどいやつじゃなくて、素朴かつ食べきり量で好感もてた。特にめっちゃくちゃ新鮮なイカそうめんがすっごい美味しかったわ~。「朝から生ものかい」って思ったけど、けっこうイケちゃうわ~。

で、朝ご飯後もチェックアウト時間ぎりぎりまで部屋にいて、この日のスケジュールを立てる。いや、スケジュールっていうほどのモンじゃないか。行くところを1つに絞っただけだもん。←相変わらず非ガムシャラ旅行。

朝10時半の定期船で島を出る。フェリー乗り場併設の市営駐車場に止めた自分たちの車に荷物を載せ、そこからスグの水族館に向かった。
さすが夏休み。午前中の入場が一番多いとあって、しばらく駐車場へ入るまでに待つハメになったがどうにか立体1階という好立地に空きがあってラッキーだった。

かなり規模の大きい水族館で、例えて言うなら「鴨川シーワールド」くらいかな?見応え十分すぎ!!伊勢エビの稚魚が全然エビっぽくなかったり、日本の里山を再現したブースに和むとか、スナメリかわいすぎ!とか、とにかく観るモノ全てにワクワクしまくったよ。
順路がないから、テキトウに空いてるところから見学できるのもいいね。たしかに子供が多かったけど、混雑しすぎてて困るってほどのレベルではなかったよ。

オイラは例えばでっかい水槽だとついつい「お、ここにアクリルのつなぎ目がある!」とか設備や設置の努力の跡とかまで目がいっちゃうサガ。展示の工夫や見やすさと、飼育している魚たちの環境の釣り合いなんかに細心の注意を払わなければいけない等の両立って、素人目にもとっても難しいと思うのに、頑張ってるところがあまりオモテに出ない舞台じゃん?貴重な種の繁殖なんかも成功させたりしてるし、もっと褒めてあげていいと思うんだよね。研究員さん達、これからも期待してますんでいい仕事してくださいね!

アシカショーやセイウチショーは、ショーのスケジュールをチェックしないまま他ブースを見学していたので見逃してしまいました。これはダーリンがとっても悔しがっていました。芸をしなくったって、十分カワイイけどね!

一日いてもたぶん飽きなかっただろうけど、前日のお参りで歩き疲れていたのもあり、また水族館もデカいだけに思った以上に歩いたので全ブース見終わったところで「ホッ」としてしまいました。
それにしても、これだけの満足度を提供できる施設の入館料金が2400円(おとな個人)とはお安いです。また行きたいです。だいたい水族館って、「満足度:入場料」のコストパフォーマンスが素晴らしく良いところが多いですね。テーマパークと違って中でさらにお金を使うことってないし。今回なんか、ダーリンが買い食いしたソフトクリーム200円ナリだけだったよ。

水族館をあとにし、駅前の「ビルまるごと観光客相手のお土産&ご飯処」という建物へ。ここの最上階(つっても3階だけど)に郷土料理、つまり漁師料理が食べられる和食の店がいくつかあるのはすでに前日にチェック済み。どこも昼時は過ぎているのにまだまだ賑わっている様子。どれも店先のサンプルが豪華でそそる内容ばかり…。その中でも特に自分たちのお腹のキモチとフィットしそうなメニューを掲げている店に絞り、さらに候補のなかから量なんかも考慮に入れつつ食べるものを決定。←書くと短いが、2人でかなり悩んだのよ。

フロアをうろうろしてやっと「磯桶定食(小) 税抜き1550円」に決めました。一人づつ違うやつを頼んでシェアっていう選択もあったけど、二人ともコレが一番食べてみたかったの。
ダーリンはビールを頼んで水族館での疲れを癒しつつ、窓の外に広がる海を眺めながら「まさか本当に店先のサンプル通りにあれやこれやと『桶』に海産物が乗っかってるブツが来るのか?!」という期待と不安で胸を膨らましていた。…ほどなくして、キター!すし桶みたいなヤツを持ってくる店員さん。明らかにウチらのですね。どれどれ……??
Dcf_0005
こんなんが来ましたけど、どうでしょうか。→
この脇には香の物とかご飯や吸い物がちゃんとありますよ。
(小)でこんなに盛り盛りなので、(大)はいったいどんだけの盛りっぷりなのでしょうか。
土産話にサンプルの写真でも撮っておけばよかったです。
サンプルとの合致度 90%以上(もちろん内容が海のモノなので季節によってそれなりに違いが出てくるであろうと思います)。

地元に帰って、いわゆる都市部でこの内容を食べようと思ったらおいくらするでしょうねぇ…。そりゃ、ま、味付けは地元の繊細かつ深みのあるお上品な方が舌に合うかもですが、そういうのはまた別の話。
外房に出かけた際に必ず寄っていた鴨川の魚屋併設のめし処の「きんめ煮付け定食1000円」とか、大洗の「アジのたたきとさんが定食800円」とか、今までも海岸線にある食堂のコスパのすばらしさには舌を巻いてきましたが、今回は「観光客相手でさえこの値段で提供できてる」ところにさらに懐の深さを感じました。

このあと、駅を出てチョットのトコロにある店で自分たちのお土産に「大あさり」を買いました。これがまた、こぶし大はあるような立派なモノで4つで1000円だったのですが、帰宅後、卓上七輪で焼いたところ中身がほぼ貝殻と同じくらいの大きさでまさに「重量級」ってカンジ!よく九十九里の海の家で食べた大アサリも「けっこう食べ応えのあるモンだなぁ~」と思ってたけど、あんなモンじゃぁないッス!例えて言うならおばけハマグリっていうか…うーん、伝えきれないなぁ。

そんなこんなで、貨幣価値が狂った二日めでした。
離島の旅館; 一泊13800円のプラン×2人 +アワビ別注で4000円 (←ここからジャリ銭分の100円をさらに引いてくれた)
昼食; さきほども書きました通り磯桶定食(小) 1627円 (←ここから旅館でもらったクーポンでさらに5%引いてくれた)
お土産; 大アサリというかオバケアサリ 持ち帰り道中用の氷を大量につけてくれて1000円ポッキリ 

今まで海って「波乗り目的」でしか行かなかったけど、最近じゃぁそれも少なくなってきていたので本当に新鮮でした。外国へ行って、日本とそこの貨幣価値の違いにカルチャーショック受けたりすることはままあるけど、国内でこういう感覚を味わうと不思議です。
冬に行くスキー場近辺は田舎ではあるけど、食べるにしろ買うにしろ“レジャー客で一儲け”的なお値段するので貨幣価値うんぬんで言えば逆に割高でお金を落としづらい心境になるのですが…。ところ違えば、ですねぇ。

あぁ~、また離島行きたい。他の離島も行ってみたい。ていうか、離島欲しい。

| | コメント (10)

離島の伊勢エビとかアワビとか

よくわからないタイトルつけてごめんなさい。
この前の週末、ダーリンとかねてより目をつけていた某国立公園にある離れ小島に泊まってきました。つっても、無人島じゃないですよ。漁と観光で成り立っている(らしい)島があるんです。
いえ、私もわりと最近この存在を知ったばかりで、「へぇ~。定期船に乗って離島にゴチソウ食べに泊まりに行くっていかにもステキそうじゃん!」という無邪気な食いしんぼ魂がムックムクしたという動機のみです。

まず、ビックリしたのは「実はめちゃくちゃアクセス良かったこと」です。今年に新たな高速道路が開通してたようで、2時間かからずにサックリとゴールのインターまで着いたんで拍子抜けしました。というのも、昔、ダーリンとよくコチラ方面に波乗りしに来ていた頃は、たしか3時間くらいかけていたような覚えがあったもので。高速上での道中にて、外国人(英国のヒト)が「ニホンジンはトンネル掘るの大好きだね!」って言ってたのをフト思い出しました。たしかにね~。本当に日本人がトンネル掘るのが好きかどうかはわからないけど(好き嫌いの問題じゃないでしょ)、岩盤の掘削技術は日本が誇るドカタ芸だよね!岐阜の奥の高速もそういえば今年とうとう全線開通したらしいけど、あそこなんかは本当にトンネルだらけだもんね。ま、実際問題、あぁいったトコロにまで高速道路が必要なのかどうかの是非はおいといて。(ごめん、話それた)

さて。島には車を持って行けません。定期船は「人と荷物」しか乗れません(!)。ので、船乗り場最寄りの駐車場に自分の車はおいていきます。1時間に1本程度の定期船は、最終が夕方6時台。乗り遅れたらもう島へ行く手段がなくなります。こういうの、ワクワクします。名探偵コナンだったら、たぶんコナンご一行がこの島に遊びに来ただけで殺人事件が起きてしまうんでしょうね。物騒なマンガです。

あ、この島に渡るまではゆっくりとあの超崇高な神社へお参りしてたよ。そう!あの、天照大神がお祀りされている日本の総氏神さまのトコロだよ!!日焼け止めをウッカリ車に忘れて、手足を灼いてしまったわ。デカ過ぎる規模の参道やうっそうと茂る巨木たちに、圧倒されたわ~。こう…「なんかいる」カンジするもん。いや、神さまに対して「なんか」呼ばわりしちゃ失礼なんだけど、もののけ姫的な雰囲気あってさぁ。さすがにココでは「目に余る態度の観光客(外国人除く)」っていなかったもん。やっぱ、みんな、自然と心がシャンとするんだろうね。攻略するに当たって、日頃運動してない人は絶対絶対絶対「足のストレッチ」してからお参りすることを強くオススメするよ。ヘタにオシャレゴゴロ出して「ミュール」とかで来ちゃダメだよ。ダーリンはあまり深く考えずにかかとなしのスリッポン(靴下は着用)でお参りしたんだけど、「スリッパみたいな靴だったから、メチャ歩き疲れた」と申しておりました。
移動距離もさることながら玉砂利敷きなんだし、相応の足元で挑んでね。

で、お参り後はテキトウに駅前のお土産センター的なビルとか駅ビルをゆっくり冷やかしてから、イザ、定期船に乗船!美しい湾を夕方の傾き加減ながらまだまだ高いお日様が照らします。海の水が澄んでいて、深緑と群青にキラキラ輝く様が美しい!ワクワクが高まります。島へは約20分の旅。お参りで疲れちゃって、乗船中のダーリンの目が半開きでした。

島の港は漁船だらけ!!ずらずらずらーーーーっっと漁船が係留されてて圧巻。というか、定期船が着くところは漁港のはじっこだった。でも、海がキレイなもんだから変な「魚臭さ」とか「イヤミな塩臭さ」ないのよね。ホラ、漁港でもさ、なーんか微妙に海水が泡立ってるようなクッサイところもあるじゃん?アレとは全く違う。で、港で宿に迎えに来て貰っていざチェックイ~ン!つっても、宿帳の記帳とかそんなんもなく、NHK武内陶子アナに似た気さくなオバチャンが部屋まで案内してくれてお茶入れてくれて、ご飯の時間聞いて、あとはごゆっくり~ってカンジで。もちろん部屋はオーシャンビュー!…つっても、見えるの漁港だけどね。これがまた、のどかで飽きない。海がキレイだからかな。たまにタカくらいの大きい鳥がピューっと上空を旋回したかと思うと、急降下して海面をザクッと刺すように着水して魚ゲットするお見事な風景とかも見られて楽しいの。「なーんもない」がこれほど贅沢っつぅのは、日頃人間がウジャウジャいる都会でキリキリ仕事してる人ほど実感できるんじゃないかな。

とりあえず、お参りでかいた汗を流すべくお風呂。ここもオーシャンビュー。…つっても、見えるの漁港だけど(2回目)。夏って「浸かるお風呂」になかなか入ることないから、たまにこういうでっかい湯船に浸かると熱いんだけどキモチイイよね。で、浴衣に着替えて、部屋でゴロゴロお食事の時間を待つ。

「失礼しまーす」とさっきのオバチャン(武内陶子)が料理を運んでくれる。小鉢とか…コップとか…箸を並べて…そっからがスゴイ。どーん!小さい卓上コンロの上に伊勢エビをパックリ半分に割ったやつとかサザエとか大アサリとかタコ切り身とかが豪快に乗っかった四角盆が一人づつ。ここいらの漁師料理らしい。さらに、めちゃくちゃデカい鯛がまるまる1匹と伊勢エビもまるまる1匹と、他にもチョイチョイ刺身が乗っかった舟盛りがどーん!テーブルの上が大変です。さらに、前日に別注で頼んでおいた「アワビ造り」が舟盛りの隣にどーん!このアワビ、マジでデカかったです。貝殻が私の顔くらいあったもん。←いや、顔を覆えるくらいの面積っていうわけじゃなくて、貝の長径が私のアゴ~デコぐらいあるっていうことよ。でね、武内陶子が「肝もちょっと苦いけど是非食べてくださいね」って言ってたから、肝からいってみたワケよ。そしたらね、「どこが苦いんスか?むしろ甘いっスよ~、こんな新鮮な肝初めてッスよ~!口の中で幸せがとろけます~!!」っていう。もちろん、身も食べ応えたっぷりで食べても食べても「あ、まだある」ってくらいで、コンロの上でちょっとだけ炙ってから食べてみたり。アワビはレモン醤油でさっぱりいただくのが合ってたよ。

あんまりの豪快な魚貝の盛りっぷりにこちらも負けじと挑んで、2時間くらいかけて最後は鯛茶漬けにして〆たよ。お刺身だけでも満腹になれるのに、でっぷりデカイ車エビのフライとかまでついてて、贅沢過ぎ。デザートがヘンに「メロン」とかじゃなくて「スイカ」だったのも素朴感ありありでよかった!しかも地元でとれる甘いやつらしくって、たしかに甘くてジュースィ~で気に入りました。まぁ、見事に「全部地元のモン」って感じのお料理で、突き出しの「もずく」でさえ本気で美味しかったし、しかもけっこうな量が小鉢に入ってたけど、つるっとイケちゃったよ。こんなキレイで豊かな海だったら、そりゃ貝も魚も海藻も美味くなるわ。ここの海の懐の深さにダーリン共々心から感動いたしました。

昼間の疲れと、本気でもう食べられないってくらいの満腹で動けなくて、お布団を敷いて貰ったら2人とも倒れるように横になって…テレビもつけっぱなしで知らない間に寝てしまっていました。ハタと目が覚めたら、まだ時間は夜10時台。つけっぱなしのテレビは見てたはずの番組はとっくに終わっていて、コンタクトもつけっぱなしだから目がガビガビするし、部屋の空調はイマドキの賢いエアコンなわけもなく「弱・中・強」しかないセントラルヒーターみたいなやつで空気が乾燥しちゃってて喉がカラカラでした。それでもまだ全くハラがこなれてなくて、已然として動けない体をどうにかこうにか起こして洗面所へ行きコンタクトを外し歯を磨いてフロッシング。この一連のなんてことないお休み前の動作さえ、メチャクチャしんどかった!夕食後にもう一回風呂入りに行こう♪なんて、メシ前は言ってたのにね(笑)ムリムリ!!

そんなわけで離島の夜は更けていったのであった…。夫婦水入らずで、…(ウフ~ン)…なんて甘い夜にはならないのだよ。なれないのだよ。あっ、でも、スッゴク幸せな気持ちで胸いっぱいになっていたのは事実だよ。“ステキなところに連れてきてくれてありがとう、また来ようね”、“ウン、帰ったらとうたんまた仕事頑張っちゃうよ!”な会話して。お互いの腕さすさすして←動けないから唯一愛情表現できるスキンシップがこれしかない…(笑)。ラブラブなんだか無精なんだか。

翌日、たっぷり寝たおかげで健康的に自然と目が覚めて。窓の外を見ると、あれだけズラッと港を埋め尽くしていた漁船群がスッカリいなくなっていた。こうして二日目が始まったわけだけど、もう、ここまででかなり長くなったので今日のトコロはおしまい。

二日目編は「貨幣価値がおかしい」です。よしなに。

| | コメント (6)

« 2008年7月 | トップページ | 2008年9月 »